オフィスにグリーンがある効果とは?置く場所を工夫して職場環境を改善する
公開日 2022.02.10 更新日 2022.02.10
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木や植物などのグリーンは癒し効果があるだけでなく、空気も浄化され、オフィス環境の改善に効果があるといわれています。グリーンはどのような方法で設置したらよいのでしょうか。グリーンの効果や置き場所などを考え、グリーンで職場環境を改善する方法をご紹介します。
<目次>
■グリーンはオフィスにどのような効果を与えるのか
グリーン(観葉植物)は、オフィスに設置することによって次のような効果があります。
・空気が浄化され、オフィス環境が向上する
植物は二酸化炭素を吸収して酸素を作り出します。さらに、空気に含まれる有害物質を吸収・分解する効果が期待できます。したがって、グリーンを置くと空気が浄化され、オフィス環境が向上します。
・癒し効果でストレスが軽減する
グリーンには人の心を癒す効果があり、ストレスの軽減にも役立つと言われてます。また、眼精疲労を緩和する効果があるため、パソコン作業が多い職場にはとくにあると良いでしょう。
・集中力が増して作業効率が上がる
グリーンからはマイナスイオンが発生しています。作業に疲れたときは一息入れて、グリーンを見ることで再び集中力が高まり、作業効率アップに有効と言われています。
具体的な効果を表すデータもあります。ビジネス心理学を研究するロバートソン・クーパー社のレポートによると、自然光や植物など自然を感じられるオフィスで勤務する人は、そうでない人と比べて幸福度が15%、生産性は6%、創造性は15%高いという調査結果が出ています。
■グリーンを置く場所を工夫して効果を高める
オフィスのどの位置にグリーンを配置するかも重要なポイントです。次の3ヵ所はグリーンを置くのに適しています。
・受付・エントランス
エントランスは社員や来客が必ず通る場所ですので、グリーンを置く場所として真っ先に思い浮かぶでしょう。グリーンを置くことで清々しい雰囲気になり、来訪者に好印象を持ってもらえます。
・ミーティングスペース
グリーンは人の心を和ませる効果があるので、ミーティングスペースに置くのも有効です。会議中の緊張を和らげリラックス効果が期待できるため、たとえばアイデアが出やすくなるかもしれません。
・デスク周辺
パソコンの横に置くことで眼精疲労を緩和し、作業効率がアップする効果が期待できます。また、デスク周辺に間仕切りのような形でグリーンを配置しているオフィスの例があります。最近では人工のグリーンが組み込まれたオフィス家具も販売されているので、選択肢が広がっています。
■グリーンを取り入れる方法
グリーンを取り入れる方法には、主に次の4つの方法があります。
・鉢植えを置く
一番オーソドックスな方法です。サイズの小さい鉢植えは休憩所の机、大きい鉢植えはエントランスなど、サイズによってアクセントを付けることができます。
・上からグリーンを吊るす
グリーンを置くスペースが少ないオフィスでは、上から吊るす方法も選択肢の1つです。吊り下げ型のプランターを使ってグリーンを設置することで開放的なイメージのオフィスになります。
・壁に飾る
スペースを有効に使うという意味では、壁に飾るのも合理的です。オフィスの壁は何も飾らないと単調なイメージになりますが、グリーンを飾ることによってさわやかな雰囲気になります。
・グリーンを間仕切りに使う
前述したように、グリーンを間仕切りに使うことでオフィスにアクセントが生まれます。木目調の間仕切りにグリーンを飾ると、カフェ風のおしゃれな空間を演出することができます。
■グリーンには生木と人工木がある
グリーンには生木(生きた植物)と人工木(フェイクグリーン)があります。生木は植物が持つ本来の生命力をダイレクトに感じ取ることができます。その一方で水やりや手入れを怠ると枯れてしまうため、管理に手間がかかるのがデメリットです。その点、人工木は枯れる心配がなく、見た目の劣化がほとんどありません。ただし、生木のように空気を浄化するような作用はないのがデメリットです。
・生存期間
生木はどれくらいの期間生存するものなのでしょうか。生木にとって良い環境を作り、手入れを怠らなければ種類によって数十年持つものもあります。成長した場合にひと回り大きな鉢に植え替えるなどの工夫で寿命が延びることもあるので、生存期間は管理次第と考えてよいでしょう。
・コスト
次にグリーンを導入するコストですが、レンタルを利用することを想定し、パック料金から選ぶケースを考えてみます。「BOTANESS」というフェイクグリーンレンタル業者の例では、社員数10~15名の場合で月額5,000円~1万円、30~50名で月額5,000円~1万5,000円、100名前後で月額2万5,000円~5万円、300名前後で月額5万円~10万円が目安となります。また、ピンポイントで購入する場合は、「観葉植物のアオアシス」の例でエントランス向けの大鉢Lサイズが税込2万円台で購入できます。

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