働き方が大きく変化しつつある今、オフィス戦略を改めて考えるきっかけになればと、H¹Oの2ヶ月間無料トライアルキャンペーンを実施しました。利用されたのは、いずれも新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、オフィスのあり方を見つめ直し始めた3つの企業。(株式会社スクウェイブ、株式会社ベルウクリエイティブ、MAIO株式会社)3社の代表からは「サテライトオフィスの可能性」「生産性とコミュニケーションのバランス」「外国人ベンチャーがオフィスを借りる意義」といった幅広いテーマが飛び出しました。


<INDEX>
株式会社スクウェイブ:多拠点分散型という新たなワークスタイルが見えてきた
株式会社ベルウクリエイティブ:働く場所と人の関係性を見つめ直した2ヶ月間
MAIO株式会社:女性がイキイキと働けるワークプレイスを


<目次>

多拠点分散型という新たなワークスタイルが見えてきた

株式会社スクウェイブ代表取締役社長の黒須豊氏

株式会社スクウェイブ(業種:ITコンサルティング)

――トライアルキャンペーンに申し込んだ背景を教えてください

黒須:新型コロナウイルス感染症拡大に伴って、テレワークを導入したことがきっかけです。結果的に、オフィスに出社する社員数がこれまでの1/3程度になりました。感染拡大はいずれ収まるでしょうが、そのときにテレワークを打ち切るかというと、恐らくそうはならないでしょう。世の中の風潮としても、私たちとしても、今後はテレワークが働き方の主流となっていくはずです。そうなってくると、今のオフィスはいささか広すぎます。

そもそも弊社の社員のほとんどはコンサルタントで、オフィスよりもお客様の元で打ち合わせなどに費やす時間の方が長い傾向にあります。つまり、わざわざ都心部に広いオフィスを構えておくメリットは、ほとんどないわけです。

かといって、オフィスを撤廃して完全にテレワークへと移行するのも難しい。特に困るのが、お客様との打ち合わせに必要な資料の保管場所がなくなってしまうことです。ときには膨大な量になる資料を、一人ひとりの自宅に置いておくというのは現実的ではありません。

そこで今のオフィスよりもコンパクトで、自宅と打ち合わせ先の中継拠点になるような新たなワークプレイスを探し始めました。そのなかで出会ったのがH¹Oです。実はほかにも候補はあったのですが、1dayでの利用者がおらず、セキュリティ面がしっかりしていることが決め手になり、H¹O西新宿をトライアルで利用させていただくことになりました。

――トライアル期間中は、どのようにH¹Oをお使いになられたのでしょうか

黒須:主にはコンサルタントとして働く社員が、資料作成など一人でできる仕事に集中して取り組むために使っていました。利用した社員の反応は、とても良かったですよ。

私自身も何度か利用させていただきましたが、すべてが新しく綺麗で、先進的な雰囲気が漂っているところが気に入りました。フレングランスの香りもいいですよね。それと私はコーヒー好きなので、ラウンジのコーヒーがおいしいのがとても嬉しかった(笑)。受付もホスピタリティに溢れて、これなら安心してお客様をお招きできると感じました。

共有ラウンジのコーヒーサーバー

そうそう、トライアル期間中には虎ノ門のH¹Tも利用させていただきました。官公庁のお客様からご依頼いただくことが多いので、あの辺りにはよく出向くんです。たまたまその日は社員二人が10時から虎ノ門で打ち合わせだったのですが、9時から10時の間に別のWeb会議が入ってしまったらしく……。急遽H¹Tの二人用ブースを利用してことなきを得たそうです。

それで知ったのですが、H¹Tは都内の主要なビジネスエリアであれば、ほとんどすべてをカバーしているんですね。今後は、お客様との打ち合わせなどにも活用できるのではないかと考えています。

オンライン会議が可能なH¹Tのブース席

―― 今後のオフィス戦略について、展望をお聞かせください

黒須:現在のオフィスは、ビルが築40年と古いので、これを機にテレワークを前提とした、新しいワークプレイスを探したいと思います。欲を言えば、駅から近い場所がいいですね。今のオフィスも駅から5分ほどなのですが、駅から直結のH¹O西新宿を見たら、やはりうらやましくなってしまいました。

H¹Tをはじめとしたサテライトオフィスも、今後さらに活用を進めていくつもりです。都心に拠点となるコンパクトなワークプレイスを構え、テレワークをベースにしながら、必要に応じてサテライトオフィスをフレキシブルに利用していく。そうした新しい働き方が、このトライアル期間を通じて見えてきました。

働く場所と人の関係性を見つめ直した2ヶ月間

株式会社ベルウクリエイティブ代表取締役の大和田利郎氏

株式会社ベルウクリエイティブ(情報セキュリティコンサルティング)

――トライアルキャンペーンに申し込んだ背景を教えてください

大和田:背景にあるのは会議室の不足です。私たちは情報セキュリティコンサルティングという立場上、お客様の機密情報に触れることも多く、しっかりと機密性が保たれている空間でなければ会議を行うことができません。以前はお客様の元に伺えば良かったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、それもできなくなってしまいました。

オフィスの会議室を譲り合って使っていましたが、スペースが足りなくなることは目に見えていました。

そこで社外でも利用できるクローズドな会議室がないかと探すなかで見つけたのが、H¹O日本橋小舟町です。オフィスから徒歩で3分という好立地だったこともあり、すぐにトライアルキャンペーンに申し込みました。

H¹O日本橋小舟町エントランス

――トライアル期間中は、どのようにH¹Oをお使いになられたのでしょうか

大和田:コンサルタントやエンジニアとして働く社員たちが、Web会議のために利用していました。個人がバラバラに使うことよりも、会議に参加する数人が一緒に利用することが多かったですね。

とても新しく綺麗な建物なので、社員たちも気持ちよく利用できたようです。館内のセキュリティに顔認証が採用されているのも便利でした。ICカードを忘れて入館できないなんていう、ありがちなトラブルを避けることができます。一方で受付は有人で、来客対応してくれることも好印象でしたね。

顔認証で入室ができる

ユニークだなと思ったのは、エレベーター。セキュリティ認証を済ますと、自分が入居している階のボタンがあらかじめ押された状態で出迎えてくれます。ちょっとしたことですが、これは営業トークのつかみにぴったりだなと思いましたね。

――今後のオフィス戦略について、展望をお聞かせください

大和田:機密情報を扱うセキュリティコンサルティングという仕事柄、オフィス選びにもさまざまな制約があり、難しさを感じています。ただいずれにしても、今後はテレワークを前提として、オフィスのあり方を考えていかなければなりません。

以前のように広さや綺麗さといった単純な基準では、もうオフィスを選ぶことはできないでしょう。機密性の高さはもちろんとして、その上で社員の生産性を高めたり、良好なコミュニケーションを維持したりするための環境をどうやって整えていけばいいのか。今回のトライアル利用は、働く人と場所の関係を改めて見つめ直す、いいきっかけになったと感じています。

女性がイキイキと働けるワークプレイスを

MAIO株式会社代表取締役の呉中茹氏

MAIO株式会社(日本企業の中国オンライン市場への進出支援・ブランディングサポート)

――トライアルキャンペーンに申し込んだ背景を教えてください

呉:株式会社MAIOは私が2019年の11月に立ち上げた会社です。社員は中国出身の20代の女の子ばかり。彼女たちのモチベーションを高め、気持ちよく働いてもらえるオフィスを探していました。

会議室に防音対策が施されているかどうかも、オフィス選びのなかで重視したポイントです。私たちはほとんど毎日のように中国拠点のメンバーとWeb会議を行います。画面の向こうの相手と中国語で話していると、気がつかないうちに声が大きくなってしまって……。入居しているオフィスビルの会議室では、どうしても声が漏れてしまい、周りに迷惑をかけているのではないかと気がかりでした。

新型コロナウイルス感染拡大の影響も大きいですね。2月頃には一度、完全なテレワーク体制に移行したのですが、そうすると新人教育がうまくいかなくなってしまいました。新しく入った子たちは何をすればいいか分からなくて手が止まってしまうし、私は彼女たちをサポートしきれない。すぐ横にいればパッと声をかけて解決することでも、オンラインだとなかなか上手くいかないものです。

テレワークから通常のオフィスワークへと体制を戻したい。けれど、今のシェアオフィスはどうもしっくりこない。それに新しいオフィスを契約するにしても、コロナ禍がどうなるか予想がつかない。そんな風に悩んでいるときに、私たちの希望にぴったりと合うワークプレイスが見つかりました。それも2ヶ月間のトライアルキャンペーンを利用できる。なんていいタイミングなんだろうと思って、すぐに申し込みました。それがH¹O西新宿です。

――トライアル期間中は、どのようにH¹Oをお使いになられたのでしょうか

呉:H¹O西新宿は、社員みんなの自宅のちょうど中間地点なので、誰もが便利に利用することができました。使い始めると私も社員も、すぐにH¹Oが大好きになりましたね。インテリアもライティングもアロマも、どれも本当に感じがいい。トライアル中は3人用の部屋を借りていたのですが、みんなここで働きたくて、取り合いになるほどでした。

ビル全体の佇まいも、利用者のみなさんの雰囲気も、カジュアル過ぎない「適度なビジネスらしさ」があることも魅力です。「オフィスで働いている」という実感が得られるというか、エントランスに足を踏み入れるだけで、気持ちが自然と仕事モードに切り替わります。

もちろん仕事場としての機能にも満足しています。個室の防音がしっかりしていて、隣の部屋の声や物音が漏れてくることがないので、私たちも安心してWeb会議や電話ができます。

ちょっと気分を変えたいときには、共有スペースも活用しています。コーヒーとスープが飲めて、それがどちらもおいしいんですよね(笑)。休憩したり、お昼ご飯を食べたりするのも、ここです。本物の植物が置いてあるからでしょうか、ここで過ごすだけでとても癒されます。

「バイオフィリックデザイン」の思想を取り入れた緑あふれる共有スペース

共有スペースや受付で、日本の方と自然とやりとりできることも実は大きなメリット。社員が中国人だけなので、そういう機会がないと、会社の文化がどんどん中国的になってしまうんです。もちろん、良い面もあるのですが、それだけだと日本でのビジネスはうまくいきません。商談先の多くは日本人ですからね。日本の方々の何気ない振る舞いや、話し方のトーンに普段から接するようになったことで、商談の際にも相手の考えていることが、より深く理解できるようになったという実感があります。

――今後のオフィス戦略について、展望をお聞かせください

呉:社員全員がH¹O西新宿で働けるようにしたいですね。そのためには業績をさらに伸ばさなくてはなりません。これから新たに3つのオンライン店舗をオープンするので、そこで3月までにしっかりと売上を立てようと、社員のみんなとよく話しています。いま私たちにとって「みんなでH¹O西新宿で働けるようになろう」というのは、一つの目標なんです。

今はコロナ禍でなかなか難しいですが、いずれはクライアントのみなさんも、このオフィスにお招きしたいですね。創業して1年たらずで、こんな素敵なオフィスを拠点にしているという事実は、それだけで信用につながります。私たち外国人ベンチャー企業にとって、信用こそ何よりも得難い財産です。H¹O西新宿は、私たちがさらに成長するための大きな足がかりとなると感じています。

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