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2020.04.15 失敗しないために必要な起業準備

多様な働き方が認められる昨今では、起業という働き方を選択する方も増えています。その一方で、実際に起業をした人のうちおよそ80%が創業から5年以内に倒産しているという厳しい現実があるのも事実です。そこで今回は、失敗のリスクを回避し、安定した会社経営を続けていくために必要な、起業のための準備について、そのポイントを詳しく紹介していきます。

起業で失敗する理由

ワークライフバランスを実現したい、自分の得意分野を生かして仕事をしたいなど、さまざまな理由で起業を考える人が増えています。その一方で、意を決して起業をしたにもかかわらず残念な結果を迎えてしまうケースは1年で30%、5年後には80%にもなるという厳しい現実があるのも事実です。

多様な働き方が増えて起業がより身近なものになった反面、起業には失敗の可能性もついて回ります。そのリスクを回避して、安定した経営を続けていくためにも、あらかじめ企業で失敗してしまう人の傾向を正しく理解しておくことが大切なのです。

では、実際にどのような理由で起業が失敗してしまうのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

資金の枯渇

起業にはお金が必要ですが、事務所を借りるための費用や、パソコンやコピー機といった仕事に必要な備品を揃えるための費用など、事業を始める前の資金にばかり気を取られてしまって、起業してから事業が軌道に乗るまでの資金が足りなくなってしまうケースは珍しくありません。

資金が枯渇してしまうと、思い描いた事業を展開することも難しくなってしまうため、どのくらいの資金が必要なのか、どのようにその資金を割り振っていくのか、事前にしっかりと計画を立てておくことが大切です。

業界の調査不足

これまで働いてきた業界で起業をする場合は、その業界に関する十分な知識がありますが、異業種で起業をする場合には特に注意が必要です。その業界の繁忙期や閑散期、業界内での流行など、アンテナを広く張ってできるだけたくさんの情報収集に努めましょう。調査不足の状態で起業をしてしまうと、事業を軌道に乗せるまでに時間がかかってしまったり、思うように売り上げを伸ばすことができなかったりしてしまいます。

スキルや人材の不足

起業は情熱や夢だけでは成功させることはできません。せっかく起業をしたのに思うように業績を伸ばすことができなかったり、顧客の獲得がうまくいかなかったりする場合には、そもそも起業に必要なスキルや人材が足りていない可能性もあります。

失敗しないために必要な起業準備

起業を成功させるかどうかは、いかに事前の準備を完璧にしておくかということにかかっているといっても過言ではありません。起業後にできるだけ早く事業を軌道に乗せ、安定した経営を維持していくためにも、事前にしておくべき準備のポイントを押さえておきましょう。

事業資金を貯める

起業のための資金は少ないより多いに越したことはありません。起業をする際にはある程度まとまった資金が準備できているように、あらかじめ計画的に貯めておくことが大切でしょう。理想的な金額は事業の規模や内容によっても異なりますが、少なくとも起業後事業が軌道に乗るまでの間の運転資金を準備しておくと良いでしょう。

人脈を作る

どのような業種でも共通しているのが「人脈は宝だ」ということです。起業を成功させるためには、人脈を広げていくことを心がけましょう。起業家向けのセミナーや交流会へ参加したり、実際に起業を成功させた人の話を聞いたりして、積極的に出会いの場へ足を運びましょう。ビジネスにおいては、意外な人との出会いがプラスになることもあるため、同業種はもちろん異業種との交流も大切にしていきましょう。

市場・競合について調査する

起業で成功をしている人に共通しているのが、情報収集能力が優れているという点です。これから起業をするのであれば、市場や競合店については最低限リサーチをしておくことが大切でしょう。

例えば、売り上げが伸びる時期や停滞する時期というのは業種によっても異なりますので、市場の動きをあらかじめきちんと調査しておくことは不可欠です。お客が何を求めているのか、顧客満足度を得るにはどうしたら良いのか、どのようにして商品やサービスの魅力を伝えるのか、どこからお客を引っ張ってくるのか、市場や競合についてしっかり調査をする中で、具体的な項目について考えていきましょう。

事業計画書を作成する

事業計画書というのは、融資や補助金、助成金などの資金を得るためだけの書類ではありません。起業後のビジョンや取り組むべき課題を明確にし、事業が計画通りに進んでいるかを確認するための大切な書類ですので、起業の際にはきちんと事業計画書を作成することが大切です。

起業で失敗してしまうリスクを回避するためには、失敗の理由を正しく理解することが大切です。上記の内容を参考にして、ポイントを押さえた万全な準備をした上で、失敗のない起業を目指しましょう。

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