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2020.05.15 快適なオフィスの湿度の目安は? 保つ方法も紹介

オフィスは働く人が、1日のうちの大半を過ごす場所。だからこそ、誰もが快適に過ごせる環境を作ることが大切です。オフィス環境を維持する上で重要なのが、湿度と温度を適切に保つということ。夏場のジメジメや冬の乾燥が気になるという場合には、オフィスの湿度管理がうまくいっていない証拠です。湿度は高すぎても低すぎても快適性を損ないますので、適切な湿度を理解して上手に管理をしていきましょう。

今回は、快適なオフィス環境に欠かせない湿度管理について、その目安や具体的な対策を詳しく解説していきます。

快適なオフィスの湿度と温度

オフィスの湿度や温度というのは、快適性や仕事の生産性、働く人の集中力にも大きく影響します。特に湿度は高すぎるとジメジメして不快に感じたり、低すぎると乾燥して喉や目に痛みが生じたりすることも。オフィスは1日のうち多くの時間を過ごす場所ですから、快適な空間にするためにも、湿度管理を適切に行うことが大切です。

では、実際にオフィス空間を快適に整えるためには、どのくらいの湿度と温度にするのが良いのでしょうか。最適な温度や湿度というのは人によって感じ方が異なりますが、一般的な目安としては湿度が45〜60%、温度は25度ぐらいだといわれています。こうしたオフィスの温度や湿度は、労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」が設けられていて、エアコンなどの空調を設けているオフィスでは、室温が17度以上28度以下、湿度が40%以上70%以下になることを努力義務として定めています。

また、室温が10度以下になる場合、暖房機器などを使用した温度調節の実施が義務付けられています。これに、違反した場合にはその企業の代表者に対し6カ月以下の懲役、または50万円以下の罰金が課されるのです。

オフィスの湿度を快適に保つための基本的な対策

人が快適に感じる湿度は45〜60%が理想的だといわれていますが、オフィスの湿度を常に快適に保つためにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、オフィスで手軽に始められる基本的な対策のポイントを詳しく見ていきましょう。

換気をする

空調設備がしっかりしているオフィスでは、一年を通して窓を閉めっぱなしにしているところもありますが、快適な空気環境を維持するためには換気をすることが有効な手段のひとつです。可能であれば定期的に窓を開けて空気の入れ替えをすることで、室内の湿度を快適に保つだけでなく、空気の淀みを改善して風邪などの予防効果も期待できます。

サーキュレーターを利用する

オフィスにエアコンが完備されている場合でも、サーミュレーターを併用することによって部屋の空気を循環させることができます。特にジメジメと湿度の高い夏場は、サーキュレーターの強力な風を送ることで湿気が室内にこもるのを防ぐ効果もあります。また、エアコンから出る風が直接当たると、夏場でも冬場でも快適性が損なわれます。エアコンの風は壁や天井に向け、人に直接当たらないように気をつけましょう。

観葉植物を置く

観葉植物は根から吸収した水分を、葉っぱから蒸散させる働きがあります。この蒸散作用には、乾燥している室内に適度な湿度を与えたり、夏場の湿度を吸収したりしてくれるため、観葉植物を置くことでオフィスの湿度調整にも一役買ってくれるのです。

また、観葉植物からはマイナスイオンが発生していて、自律神経のバランスを整えたりストレスを軽減したりする効果もあると言われています。デスクワークやパソコンを使った作業が多いオフィスなどでは、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

夏のオフィスの湿度を快適に保つ方法

気温が上がってジメジメする夏場は、湿度をやや低めに設定する方が快適に過ごすことができます。除湿機や除湿機能付きの空気清浄機、エアコンのドライ機能などを上手に活用して、オフィスの湿度管理を行いましょう。ただし、除湿をしすぎてしまうと肌が乾燥したり、喉を痛めてしまったり、夏風邪などの原因になってしまうこともあります。オフィスの湿度は45~55%を目安にして快適な湿度を維持しましょう。

冬のオフィスの湿度を快適に保つ方法

空気が乾燥しがちな冬のオフィスは、乾燥による肌荒れやドライアイ、インフルエンザなどの風邪の蔓延などを防ぐためにも、適度な湿度を保つことを特に意識する必要があります。暖房を使い続けていると空気があっという間に乾燥してしまうため、加湿器や加湿機能のついたエアコンなどを上手に活用して適度な湿度を維持しましょう。

また、オフィスで加湿器を使用する際には、床面積に合わせて最適なものを選ぶことも大切です。ただし、過度な加湿は冬場であっても、カビなどの発生の原因になることもあるので気をつけましょう。

室内の湿度や温度管理は、働く人の快適性を左右するだけでなく、集中力や仕事の生産性、健康にも大きく影響します。上記の内容を参考にして、オフィスの湿度を適切に保つよう心がけましょう。

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