ID統合管理ソリューションで、複雑化するビジネス環境の快適化をサポートする株式会社カスタムテクノロジー。H¹O青山にオフィスを移転した経緯を、代表取締役社長 和久井 利哉 氏に語っていただきました。

オフィス移転のきっかけ:リーモートワーク移行で既存オフィスの必要性がなくなった
H¹Oに決めた理由:
セキュリティとサービスの充実
入居による課題解決:
経費の削減


<目次>

フルリモートワークでオフィスの必要性がなくなり移転

Q. 事業内容について教えていただけますか?

弊社は、自社製品のID統合システム「SyncTrust」を用いたID統合管理や、情報セキュリティのソリューションを提供する会社です。

ID統合管理とは、ユーザーアカウントのID、パスワードを統合して一元管理することを指します。

近年、クラウドサービスやアプリケーションなど、さまざまなシステムを使用する企業が増加しています。これらのシステムを利用する際、必ずIDとパスワードが必要ですが、企業規模が大きくなればなるほど膨大な数のIDを管理しなければならず、業務が煩雑化してしまいます。

さらに新年度や人事異動のタイミングでは、IDの新規登録、変更や削除といった作業の負担が増えるため、手作業で管理していると非常に時間がかかってしまいます。情報システム部門とは、本来、社内のセキュリティやシステムなどの効率化にリソースを割くべきであって、ID管理業務に時間を使うものではありません。

そこで、さまざまなシステムのID・アカウント管理を自動化し、業務を合理化するID統合管理システムを開発しました。ID管理を自動化することにより、業務負担や人的ミスの削減に貢献しています。

また、ID統合管理は一般社員のID管理を最適化するものでしたが、システムに対するすべての操作権限を持つ管理者アカウント「特権ID」の管理についてのソリューションの提供も行っています。

Q. ご移転のきっかけについて教えていただけますか?

事業拡大とともに新オフィスへ移ったのが2018年。しかし、その2年後にコロナ禍に見舞われ、テレワークが推進されることになりました。当時、在宅勤務の必要性は感じていたものの、セキュリティ面や、そもそも在宅で業務がスムーズに回るのかなど、さまざまな不安も感じていました。

しかし、IT企業であるのに、テレワークができていないというのは本末転倒です。セキュリティ面の課題をまずクリアし、2020年4月よりフルリモートワークへ移行することにしました。

始めてみると意外にも業務はスムーズに進み、さらに業績も上がる結果に。こうなると、在宅勤務を廃止する理由がありません。

そのような状況下でオフィスの家賃値上げ交渉もあったため、在宅勤務でほとんど利用しないオフィスを廃止し、サービスオフィスへの移転を決めました。

H¹O移転でサスティナブルな社会への貢献へ

Q. H¹Oを選んでいただいた決め手はなんでしょうか?

もともと自社オフィスの内装などに資金や時間をかけることに違和感があり、サービスオフィスに興味がありました。

また従来のオフィスだと事業拡大とともにオフィスを移る必要があり、せっかく作り込んだオフィスも退去時には原状回復工事をします。こういった一連の流れに環境面においても抵抗を感じていました。

まず、決め手になったのはセキュリティ面です。誰でも簡単に入れるサービスオフィスでは、セキュリティ面で不安があります。その点、H¹Oはセキュリティ面が万全です。顔認証システムでの入退室にくわえ、受付ではコンシェルジュによる有人受付での対応で、基本的に部外者が入ってくるようなことはありません。

また、サービス面の充実も気に入りました。軽食やスイーツ、ドリンクの充実はもちろん、換気システムもしっかりしているので、快適な環境で仕事ができます。

感動したのは、入館とともにエレベーターが降りてきたこと。入館ゲートとエレベーターが連動しているので、顔認証でゲートを開けるとエレベーターが自動的に降りてくるシステムになっています。頑丈なセキュリティの中に、おもてなしという温かみを感じました。

実際にH¹Oをどのように使っていますか?

2階の共有スペースがとくに気に入っています。青山通りや外苑西通りが見えるため、観光バスの往来や人通りを眺められる環境です。少しずつ人の賑わいを取り戻しているのを感じ、世の中の変化を目の当たりにできます。

在宅勤務ばかりでは、このような変化を肌で感じることはありませんので、いい気分転換になると感じています。

また、オフィスにはグリーンが多く配置されていますし、内観・外観ともに木をふんだんに使ったデザインで非常に満足度が高いです。アロマの香りも良く、リラックスできる環境でもあります。

H¹Oご入居前後で何が変わりましたか?

青山のH¹Oを選んだ理由のひとつに、木造ハイブリット構造のオフィスビルであったということがあります。

これからはSDGs達成に向けた環境保護を、社会全体で考えていかなければいけません。企業が何かを選択する際は、そのような価値観で選ぶのは当然のことです。

H¹O青山は、中高層オフィスビルで初めて木造ハイブリット構造を採用した環境に優しいオフィスです。入居することで、サスティナブルな社会にわずかながらも貢献できているのではないかと考えています。

また、自社オフィスからサービスオフィスにしたことで、家賃などの月額固定費を下げることができました。スペース的には当然小さくなってはいますが、サービス面が充実しているので高い満足感を得ています。

ID統合管理ベンダーとして、お客様の快適なビジネス環境を目指す

これまでは、システムのIDに特化しID統合管理をしてきましたが、物理IDも管理できるシステムの開発に成功しました。オフィスへの入室などのセキュリティの面で、IDカードといった物理カードが欠かせないものになってきています。

一方で、IDカードの紛失などで貸与する臨時カードでは、入室制限できるエリアの管理ができず、セキュリティ的に大きな課題がありました。このような物理IDに対するマネジメントニーズが非常に高まってきています。

システムIDと物理IDを統合的に管理ができるID統合管理ベンダーとして、お客様のビジネス環境の課題を解決するソリューションをご提供していけたらと考えています。

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