株式会社FUN UP 代表取締役 山口絵里氏

今回はH¹Oを利用する企業さまに、入居を決めた背景や、その使い心地について聞いていきます。

「モノづくりをもっとシンプルに。」という言葉を掲げ、モノづくりバーチャルプラットフォーム「monomy(モノミー)」を提供する株式会社FUN UP (ファンアップ)の代表取締役 山口 絵里 氏(以下、敬称略)にお話を伺いました。

オフィス移転のきっかけ:リモート主体の時期を経て、改めて会う場所の重要性を感じたため
H¹Oに決めた理由:
部屋の大きさや居室とラウンジとの組み合わせなど、人数やニーズに合わせた柔軟な提案があったため
入居による課題解決:
働く環境の切り替えと採用面への好影響

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<目次>

人と会う場所の重要性を感じてH¹Oへ入居

──事業内容について教えていただけますか?

私たちは、5,000種類以上のアクセサリーパーツを組み合わせてオリジナルのブランドアクセサリーがつくれる、売れる、モノづくりプラットフォーム「monomy」を提供・運営しており、今では約24万ものブランドさんにご登録いただいております。

monomyはアプリ上でデザインを作るだけで終わらず、オンライン上で自分のブランド商品として在庫を持たず販売もできるバーチャルコマースです。全て受注生産で販売をしている上に、部材を登録できるシステムも持っているので、受注からお客様にお届けするまでのフローを全て私たちが代行するノンリスクなサービスとも言えます。

──ご移転のきっかけについて教えていただけますか?

アプリのプロトタイプを形にして社員が5名程度になるまでは、神宮前にある10畳くらいの小さなオフィスを借りていました。そこから1年ちょっとで職人さんやインターンの人たちなどが来るとさすがに手狭になり、資金調達ができたこともあって恵比寿に大きめのオフィスを構えました。

しかしコロナ禍以前からリモート化に取り組んだ結果、エンジニアの皆さんに出勤の必要性がなくなり、受注や製造などのオペレーション構築ができたため職人さんがオフィスに来てもらう必要がなくなったので、逆にオフィスにスペースができました。

そのため恵比寿のオフィスの解約を決めたのですが、実際に退去したのはコロナ禍直前の2020年3月前というすごいタイミングでした。そこからは緊急事態宣言が出たこともあり、しばらくリモート主体だったものの、社員や関わる人が増えるとともに改めて会う場所の重要性を感じてH¹Oへの入居を決めました。

H¹Oの大きな魅力は人数やニーズに合わせた柔軟な提案

──H¹Oを選んでいただいた決め手はなんでしょうか?

最初のきっかけは、渋谷区の女性起業家支援プログラムです。そこでH¹Oの方にお会いして初めてH¹O渋谷神南に伺いました。正直、あまりに綺麗なオフィスだったので、まるで他人事のようでした。

ただH¹Oに居室を持ちながらラウンジでも仕事ができるというワークスタイルは、話を聞けば聞くほど私たちにフィットすると感じました。

エンジニアや製造※に関しては問題ないものの、営業や採用を強化するため直接会って打ち合わせをする機会が増えます。そうなると集まる場所は最低限欲しい。それも緑がたくさんある素晴らしい環境であれば、スタッフのみんなの気持ちも上がります。

今の私たちに合う3-4人くらいの部屋がちょうどあったことや、今後人が増えることを考えると、ラウンジを幅広く使えたり、人数やニーズに合わせて柔軟なご提案をいただけると感じたことはとても大きかったです。

※2020年3月に恵比寿のオフィスを退去後、浅草橋に製造拠点となるアトリエを新設したため。

──実際にH¹Oをどのように使っていますか?

私はいつも浅草橋と渋谷を行ったり来たりしていますが、直接お会いする打ち合わせの際は良い環境で、と考えているのでH¹Oに来ます。

例えば8階の一番奥にある4人掛けのソファ席でスタッフと打ち合わせをしたり、1階のカフェスペース(HUMAN FIRST SALON※)で来客を迎えたり。カフェスペースは緑が多く、季節に合わせて違う花が飾られているので、女性のインフルエンサーの方やファッション関係の方がくると「うらやましい」と言ってくれて、ちょっとした自慢です。

※HUMAN FIRST SALON(ヒューマンファーストサロン):H¹O渋谷神南1階にある会員様向けのサロンのこと。カフェスペースとして、休憩時間や打ち合わせなどにも活用することができる。

──H¹Oご入居前後で何が変わりましたか?

H¹Oの中で環境を使い分けられるのは魅力的ですね。私の場合、1階・2階・8階という3つを行き来することで景色が変わりますし、近くに代々木公園があるので散歩に出かけることもできます。

充実した環境の中で、気分を切り替えることができる点はすごく良いなと思っています。

また採用に関しても良い影響が出ています。特に女性は働く環境をよく見ていると思っていまして、面接の時に「すごく良い場所ですね」といった言葉を聞くこともよくあります。その辺りの武器は以前よりも圧倒的に強いと感じています。

全国各地の“モノづくり”のストーリーを感じてもらいたい

今までは“モノづくり”におけるクリエイター側の仕組みやシステム作りに注力していたのですが、今後はサプライチェーン側のシステム開発と、例えば椅子のようなアクセサリーよりも大型で複雑な“モノづくり”にもチャレンジしようとしています。

これが実現すると、例えば九州の屋久杉やヒノキのようなストーリーのある素材を登録してもらうことで、複数の素材から椅子の脚を選ぶことができます。

また、新たに部材パーツをもつ工場やメーカーサイドがmonomyプラットフォームにパーツを登録・公開できるシステム「monoLog(モノログ)」も開発しており、「供給側と受注側が、それぞれシステムでシームレスにつながっていく」、そのような世界を実現していきたいと考えています。

全国各地の地方産業とつながることで、東京にいても各地の“モノづくり”のストーリーを近くに感じてもらえるようになるでしょう。

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